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進化論とアナキズム。

Descent of Man [ 1871 ]  人類の進化
Charles Darwin [ 1809 - 1882 ] 
チャールズ ダーウィン


2月12日はダーウィンの200回目の誕生日でした。(Lincoln's Birthday is
also February 12, 1809 )チャールズダーウィンと言うと"Survival of the
fittest" “一番環境に適応したものが生き残る”と言う言葉を思い起こしますが、彼の“Descent of Man”と言う著作に下記の様な部分があります。


………………………..and sympathy is much strengthened by habit. In however complex a manner this feeling may have originated, as it
is one of high importance to all those animals which aid and defend one another, it will have been increased through natural selection; for those communities, which included the greatest number of the most sympathetic members, would flourish best, and rear the
greatest number of offspring.

『…………………………..そして思いやり(同情)は習慣によってより強化される。どの様に複雑な形でこの感情が発生したとしても、相互に助け合いそして保護し合う全ての動物に取って其れは一つの非常に重要な事として自然淘汰によって強化されて来た。最も思いやりの強いメンバーを最も多く含んでいる、疎の様な集団は最も繁栄し、最も多くの子孫を育成する。』


……………………と!つまり彼は“環境に適応し生き残るには集団内で優しい思いやりを持つメンバーが多ければ多いほど其の集団は繁栄する。”と言っているのです。優しさ、思いやり、同胞と助け合う事、つまり平等で、差別の無い、階級の無い社会が繁栄すると言っているのです!!!!!!
------------まるで今の日本の事を言っているみたいですねえ!日本には派遣制度とか言う労働者に2つの階級を作り差別することもないし。失業保険はフランスや北欧諸国の様に完備しているし、国家の機能を民営化とか言って資本家に安売りなんかしないし、低所得の人々には政府が“思いやりのある”政策を採用するし!---------日本の自慢はこの辺で止めておいて------------皮肉です。
 ダーウィンの"Survival of the fittest"“(サヴァイヴァル オブ ザ フィッテスト)と言う有名な言葉は後にHerbert Spencerハーヴァートスペンサーと言う英国の哲学者が社会学に取り入れSocial Darwinismソシアル ダーウィニズム(ダーウィンの進化論を生物学以外に適用し、単純に強い者が生き残ると言う様な思想に変更)を作り出す原因となり、後のEugenicsユージニックス(優生学:ヒットラーのナチ政権がこれを理由に身体障害者、知能障害者、異民族を殺害した。)等へと向かうことになるのですが、ダーウィン自身はnatural selection.(自然に適応したものが生き残る。自然が選ぶ。)と併用していて現在ではこのナチュラルセレクションで統一されているようです。一般のアメリカ人の間ではこのSurvival of the fittest が未だに間違った意味で頻繁に使用されています。(この様な言葉の誤用をしている人は保守的な妄想に取り付かれている人々で、アメリカでは共和党員と呼ばれています。)

 思いやり、相互扶助、自由平等、等が思想の中心のアナキズムの思想家たちの中でも重要な一人で、プリンスと呼ばれたPeter Kropotkinピーター クロポツキン(ピョートル クロポトキン)はMutual Aid: A Factor of Evolution相互扶助論:進化の条件。と言う本で『ダーウィンは遅蒔きながらではあるが思いやりの大切さを説明した』と言う様な事を述べています。彼は軍人時代に満州やシベリアの測量探検等で自然に親しんでいて『西洋の学者はロシア人の様に自然に親しんでいないから"Survival of the fittest"の様な事を言い出すのだ。若し本当に自然を知っているのなら動物のグループ内で自然淘汰と同様に相互扶助が重要だと言う事を知っていた筈だ!』と批判しています。クロポツキンは皇帝の血筋を引く家系に生まれたので“プリンス”と呼ばれていますが平等な社会を作る活動の為一生を捧げた思想家です。彼のMutual Aid: A Factor of Evolution相互扶助論:進化の条件。等は現在資本主義が行き詰まりを見せている中もう一度読み返す価値のある本だと思います。
 現代のアナキストとして最も有名な人はアメリカのノームチョムスキーだと思いますが、William Godwinウィリアムゴッドウィンから始まりプルードン、バクーニン、クロポツキン、マラテッサそしてチョムスキーまでのアナキズムについては又別の機会にお話します。
処で、日本の戦前ではクロポツキン等に影響された幸徳秋水等の日本人は帝國政府によって処刑、投獄、虐殺されていますから気をつけて下さい。


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COMMENTS

No title

逝きし世の面影さん、何時も興味深いコメントありがとうございます。
アナキストとマルキシストは全く違った観点から人間社会を捉えていて、特にクロポツキンは生物学を熟知していて、当時のダーウィンの進化論を受け継ぎ歪曲した思想に汚染されたムードで保守進歩派両派が論争する事を的の外れた論議だと捉えていたようですが、彼の思想は20世紀後半を待たなければ真に理解する人が現れず其れがそもそもクロポツキンが理解されなかった原因の様です。彼は個々の社会は歴史的文化的に発達進歩の度合いが違うのでマルキシズムの様な中央集権の均一単純な社会機構を当てはめると無理があると言っていたのです。例えば、ロシアやオーストラロ-ハンガリアン帝国等々の社会は種々の文化圏を寄せ集めであり一つの中央集権政府は疎の様な単純な組織では幸福になれる人口は非常に少ないと言う人間の根源的な権利、幸福を論議していたのです。彼の思想は動物の研究から得た“相互扶助”と言う理念に基づいていて、“強い物が競争によって生き残る”と言うホッブスに代表(当時の表現で“ホッブス的戦い”と言う表現をしています)される思想を受け継いだポストダーウィン進化論の影響を受けた当時の全ての思想を遥かに超えた認識をしていたのです。環境により社会も違った発展をし、個々の特徴を十分に発達させた民衆的に住民全体が自治に参加できるコミュニティーの平等な連合社会によってのみ人類は争いの無い世界を創造できると言う彼の思想を理解出来た人は当時ホンの少数者だったのです。其の思想は環境から単に奪うだけの経済発展は究極的に社会に弊害を与えると言う現在の環境保護運動にも影響をあたえているのですから、何時かは人類も彼の思想を理解する時がやって来ると思います。現在の国際金融危機の後国際金融や政治は少数の支配勢力に集中しますからクロポツキンの思想は現在より大切な思想として“地方への回帰”、“環境を保護し自然と一体となる事で誰もが自由な生活を送れる社会”、“隣接する共同体が争わず協力し合える国際関係”等非常に重要になっていると思います。
彼の思想は1世紀早過ぎた事が問題だったのです。クロポツキンの著書にもありますが、ダーウィン的進化論以前には、社会生活を送る生き物は、ホッブスの言う“お互いに対する生き残りの戦いに勝ち抜いた物が勝者として生き残る”と言う論を否定していた科学者が多かったのです。彼等は動物社会(蟻、蜜蜂、鳥、等々)の観察を通して社会生活をする動物は御互いに助け合い協力する事で生存競争に生き残ってきた事を知っていたのですが、ダーウィンは大英帝国の由緒ある貴族の家族の後継者ですから(彼以前に彼と同じ様な進化論を提唱していた科学者達も含めて)ダーウィンの社会的地位から来る知名度に対抗できなかったのでしょう。そして、彼の著書“種の起源”は当時のビクトリアン文化圏で生きていた理解力に限界のあった人々の間でセンセーショナルに受け入れられたのです。
ウィリアムゴッドウィンに始まり、クロポツキンやプルードン等に代表されるアナキスト達は上記の様な理由から強権で支配する中央集権国家とは全く別の人間社会を理想としていたのでマルキシズムの様な中央集権を受け継ぐ勢力には外見的には対抗出来なかったように殆どの書物て書かれていますが、其の書物も多くは残念ながら日本の様な国ではマルキシスト達が書いた歴史観なのです。
クロポツキンも彼の著書で“古代は老子からアナキズムは始まり”と言及していますがアナキズムは儒教と老荘の道教哲学との関係に似ていて、儒教は日本や朝鮮半島も含めて中央集権国家の社会哲学として利用され、其れに飽き足らない人々によって真実の環境の中に生きる人間としての幸福を追求した老荘の道教哲学の様なものだと思います。  決して国家の看板の様なメインストリームの思想にはならないのですが、疎の様な矛盾のある社会の問題を社会の大勢に汚されない論理的理解力を持って未来の理想的な社会の構築の為に努力し続ける。其れがアナキズムだと思います。クロポツキンの言っている言葉“ホッブス的な残虐な生き残りの戦い”に勝つ事が思想が優れていると言う事ではないと思います。
逝きし世の面影さんの御父さんが参加されたシベリア派兵や、大東亜戦争、朝鮮動乱、ヴェトナム戦争、中近東紛争の様な“ホッブス的冷酷な戦い”を戦わない様な人間社会を築く事だけによって我々人類は進化の次の段階に一歩を踏み出せるのだと私は信じています。

ejnewsさん

欧米社会では150年前のダーウィンの進化論以前の考え方では、過去から未来永劫、生物は其々の種で別々で変化(進化)しないものであると考えられ、その中でも人類は(神に寵愛され神の似姿の)種のヒエラルキーの最上階の特別な存在で有ると考えられていた。

この考え方は人類の集合体である社会にも当てはまり、現在ある『国家』が特別な存在で、未来永劫存在し続けているものであると考えられていた。(国家が最高権威)
これが間違いで有るとしたのがマルクスですね。
マルクスの資本論は、ダーウィンの進化論と時期的にも内容的にも良く似ています。
ダーウィンと同時代にウォーレスがまったく別の方法、見方から同じ進化論を主張していた。
これと良く似た例で、
この時期。マルクス主義は特異なものではなく其れまでに知られていた数々の学説を下敷きにしたものだったで、当たり前ですがマルクスだけではなく良く似た考え方はバクーニンやクロポトキンによって唱えられて大論争になったようです。
この論争の決着は、経済学を考えなかった(軽んじた)クロポトキン等の考え方はマルクス主義に勝てず、一方は共産党として残ったが無政府主義は淘汰されてしまって政治勢力と呼べるものは現在残っていない。
この違いはクロポトキンは人類の社会の経済としての仕組みを正確に認識する事が出来ず、結果的に資本主義の仕組みに対する理解が低すぎたのが原因です。
『敵を知り己を知れば百戦危うからず』反対に自分自身や自分の敵を正確に理解していなくては絶対に勝てません。

今では知りたければ幾等でも機会はありますが、1世紀前程に私の父は日本軍の砲兵工廠の便所の個室に隠れて密かに共産党宣言を読んだそうです。誰かに見つかれば監獄送りは免れない。
その時、今まで良く分からなかった国家の不思議の秘密が、其れこそ目の前が明るくなり全てが理解できたらしい。
自分の周りを取り巻いている永久不変だといわれてきた国家の正体が、白日の下に曝される。今まで目を覆っていた鱗が、何枚もボロボロこぼれるのが実感できたらしい。

徴兵され対ソ干渉戦争の多国籍連合国軍の一兵士としてシベリアに送られる。
対ソ干渉戦争(シベリア出兵)と有志連合 (社会・歴史 / 2008年03月11日
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/3d21ef45ca6484553ddadbec007abb9a
当時のシベリアのロシア人は、日本人では信じられな位にとんでもなく信心深かった様で、町の十字路で必ず立ち止まって十字を切って祈っていたらしい。
小さな田舎町の十字路で歩哨に立っている親父は、其れを見るとわざと面白がって、地面に十字の描いて軍靴で踏み付けたり唾を吐きかけるなどの何とも大人気ない悪戯をする。
相手のロシア人は、拳を握り顔を真っ赤にして身体をぶるぶる震わして怒っているが、何しろ相手は占領軍兵士なので何も出来ない。其れが面白いので何度もやったようです。(悪い奴ですね)
この戦争ではソ連のパルチザンに数千人の日本人が殺されるが、中にはひょっとすると占領軍に侮辱され(宗教的な動機)でパルチザンに加わったゲリラの兵士もいるでしょうね。(歴史は繰り返すと言うが、今のイラク戦争と似すぎています。)

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。
そうですね。日本ではアナキズムは何だか時代遅れの過去の遺物の様にとられている様ですね。アメリカではノームチョムスキー(世界的に有名な哲学、言語学者、政治評論家)等がアナキストですから、確かに少数者ですが新しい政治システムの可能性として進歩的な人々によって未だ新しい形のアナキズムが議論研究されている様です。社会主義と合体した思想や労働組合重視のアナコ-シンディカリズムもありましたし。1990年代にアルゼンチンで工場を巡り労働者が占拠経営していたのもアナコ-シンディカリズムの様に見え、もしかするとスペイン内乱後中南米に逃れたの共和国派のアナコシンディカリスト達の影響が未だ中南米にはあるのかもしれません。今影響が顕著な一派はグリーン アナキズムとかイコロジカル アナキズム呼ばれる一派でBrian MorrisブライアンモリスやMurray Bookchinムーレイブックチン等が有名ですが現在の種々の環境運動に影響を与えているようです。アメリカには土着のアナキズムが19世紀に発生していて其の創始者や彼のコミューンはクロポツキンも彼の著書で言及しています。今一寸名前はど忘れしましてがロバート オーエンがアメリカで試みた実験社会にも招待されて参加していたようです。兎に角、此処で全てのアナキズムを説明する時間はないのですが、日本で俗に考えられている無政府主義ではない様です。私と言えばプルードンのミューチュアリズムを発展させた形のイコロジカル アナキズムに近い考えをしています。老荘の哲学道教にも近いと思います。老子はクロポツキンも彼の著書で古代のアナキズムとして言及しているほどで、アメリカでも良く読まれているようです。
ボルシェヴィッキソヴィエトの失敗は基本的に一党独裁が原因し社会が静止してしまったと言う事や主義と現実の矛盾で失敗するべき運命だったと言う事だと思います。革命とは当時は未だ武力なしには不可能な状態で,無血革命はインドのガンディー辺りまで待たなければいけなかったと思いますが。私がロシア革命を乗っ取った連中をヤクザの様だと言ったのは貧困農奴層の陸軍の影響を無視しているのではなく革命の指導層が民主的平等性に欠ける事を行っているのです。確かに初期のソヴィエトにはユダヤ人インテリゲンチャーが多く彼等が追放処刑、ユダヤ人のソヴィエト其の物が取り除かれたり、英語でトロツキアイトと呼ばれるトロツキー派の追放、などもあったりはするのですが私には崩壊の余興の様に思えて仕方ないのです。基本的矛盾を乗り越えられなかった所がやはり原因だと思うのです。マルクスの言う資本主義の完成後の社会主義革命ではなかったからと言う理由も、農奴制直後のロシアはマルクスの言う一党独裁と当時の資本主義支配の圧政的社会と余り相違は無いと思うのです。ソ連の崩壊でフロムの様なネガティブリバティーが基本の社会の矛盾の様な人間の社会精神学的判断やトインビーの様に理論的矛盾を説明している説明の方が現在の各国の運命にも適用出来普遍性の有る説明として私には都合が良いのです。

貴方のお父さんは1918年の米英仏日のソ連への軍事干渉の時にシベリアに行かれたのですか?

ejnewsさん

何と言えばよいのか・・・・
返答に困る内容のコメントですね。
現在の日本においては(多分アメリカでも)クロポトキン等の無政府主義は真っ当な政治思想ではなく、非常に好意的に、贔屓目に見ても空想的(観念的)理想主義です。
現実の経済学の延長線上にあるマルクス主義のような、現実の経済や社会、歴史を分析(検討)して出来上がる社会科学では有りません。
無政府主義が一定の評価を受けていたのは大正時代までで、今の日本の一般市民にとっては、残念ながら今では無政府主義は超過激な危険思想と見られるか、それとも嘲笑の対象程度でしか有りませんね。

ソ連崩壊を予言した人は日本にもいますが、阪神優勝を予言した細木数子程度の話で理論的な話は少ない。
資本主義国では社会主義者以外の多くの人々はソ連崩壊を密かに願望していた。
私の知っている範囲でも『ソ連は崩壊する』と言った人物は大勢います。(ソ連は多くの人に嫌われていた)

『ソヴィエトのボルシェヴィッキ革命の失敗』の原因や理由には諸説あるのですが、私はソビエトと言う国家名称にその秘密の一端が隠されていると思っています。
普通、国家には地域とか民族とか何かの固有名詞が付いているがソ連にはそれが無く、代わりにソビエト(会議)と言う言葉が使われていた。
マルクスが予見した資本主義から社会主義の移行は、資本主義の成熟が条件ですが、ロシアには封建制の遺物の農奴制まである遅れた資本主義国にすぎなかった。
社会的な条件が未だ整わない間に社会主義化してしまった実験国家ソ連の崩壊はある程度は予想された事柄ですね。
では何故遅れたロシアで最初の社会主義革命が成功したのか。?
その理由は、『国家とは軍隊とか警察とか監獄等の暴力装置の事である』と言ったマルクスや、『鉄砲から政権が生まれる』と言った毛沢東の考え方が正しかったからでしょうね。
『ソビエトとは『会議』の意味で、労働者や農民や軍隊内で創られたソビエトが発展してロシア革命が成功した』。
と公式にはされているが、これは事実の一部しか語っていない。
当時のロシアは巨大な陸軍国家だった。日露戦争当時でも300万人以上の動員兵力があったのです。
第一次世界大戦でロシアは敗北したが、全員が捕虜(武装解除)になったわけではない。
将校は逃亡したが大勢の兵隊(軍隊)が武器を持ったまま軍隊の部隊(武装した状態)のままで祖国に帰還する。
ほとんど無傷の部隊を掌握していたのが兵隊による会議(ソビエト)だったんですよ。
ソビエト革命とは、マルクスが想定した(歴史の必然としての)資本主義の成熟ではなく、巨大な陸軍国家が敗北した為に、国家(将校)の支配から離れた巨大な軍隊が母国に帰国したことによって起こった(未だ資本主義が成熟していない段階での未熟な)軍事革命だったのです。
これではソ連が何時までも軍事国家の性格から逃れられなくて色々な可笑しな面を持っていたのも、ハンガリーやチェコやアフガンに軍事侵攻したのも頷けるというものです。
同時期に、ロシアに似た陸軍国家ドイツでも州政府段階ではロシア同様ソビエト政権が成立しますが、連邦政府の攻撃にあってあえなく崩壊しています。
これを見てトロツキーはロシア一国ではなく世界同時革命でないと資本主義国からの総攻撃で遠からず革命は挫折、崩壊すると主張したわけです。
トロツキーのこの不吉な予想は可也の部分正しく、ソ連は日本を含む世界中の列強の軍事進攻でほとんど崩壊の瀬と際まで追い込まれる。
この時のシベリア進攻で私の父も徴兵されで兵隊の一人としてバイカル湖の付近に駐屯していたらしい。

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。
人間は特定の時代の中で生きていてダーウィンも同じで彼の時代以前、同時代の人々社会の影響を当然受けているのです。Jean Baptiste Lamarckラマーク は1809年に既にTransmutation of species種の変化(移行変化)1809と言う説を発表していて当時進化論の概念は普通だったようです。其れと同様当時はマルサージアニズムの影響も強く、マルクスのThe Communist Manifesto “コミュニストマニフェスト”は1848に発表、:進化論の20年前ウイリアムゴッドウィン、ロバートオーエンは1849年に亡くなっていたばかりの様な時代で、ダーウィンは当時の政治、経済、科学、神学、哲学全ての影響を受けて進化論と言う説に辿り着いたと言う事です。
マルキシズムをソヴィエトのボルシェヴィッキ革命の失敗を見て判断する事には問題が多少あるのじゃないかと思いますが、(レーニンのボルシェヴィッキは少数のプロフェッショナル ミリタント レヴォルーショナリーだったので、ヤクザが政府を乗っ取った状態だったのです。)バクーニンやクロプツキンの“プロレタリアット独裁は権威主義で平等な社会は構築出来ない”と言う非難が現実になったと言う説明が一つ。
 もう一つの有名な予言は(もう何十年も前読んだ本なのでアヤフヤですが、年が分かりますね。)アーノルドトインビーの“歴史の研究”(1950年初頭に確か出版されていますよね?)の中でトインビーは『ソヴィエトの問題は大型のトラクター、資本集中の等の必要な重工業化政策、商品の大量生産等のアメリカの資本主義の方法でアメリカの資本主義の生活様式を目指している。此れは彼らの言う共産主義とはかけ離れた物では無いだろうか?この矛盾によって近い将来ソヴィエト崩壊する時がやって来るかもしれない。』正確ではないのですが、この様な事を書いていたのです。1950年代あの当時ソヴィエトは強力強大で、世界を共産主義革命で征服してしまうのではないかと恐れられていた、あの時代にこの様な事を言っていたのですからトインビーは凄い歴史家だったと思います。歴史家のしない予言をして然も其れが本当に起こったのですから。ソヴィエトの崩壊した時は私はもうアメリカに住んでいたのですが、トインビーの予言に言及するジャーナリストは誰一人居なくアメリカのジャーナリストの無教養さにあきれた物でした。
 話は逸れてしまいましたが、ソヴィエトは宗教になってしまったか?と言う問題ですが、人間は物事全てを宗教的に考える人と、其の逆の人も居るのではないでしょうか?禅宗仏教を宗教とすると宗教はかなり精神科学の現実社会への適用と言う事になり、禅仏教を哲学とすると他の宗教は迷信と、単なる人間社会の権威主義的な性格の反映となるので宗教をどの様に捉えているかによっても違ってくると思います。
 と言う事で、ソヴィエトの崩壊は私はトインビーの説明に同意しています。基本的な矛盾が原因だと言う事です。唯、勿論違った見地からの説明も可能でエリック フロム的な社会理解をするとネガティヴ リバティーに基づいた社会は創造力を失いナチスドイツ政権と同様何れは停滞若しくは崩壊すると言う様な説明も出来、之も又論理的な説明だと思っています。このネガティヴ リバティーに基づいた社会操作は皮肉な事にソヴィエトに対抗する為英国のイザイア ベルリンにより社会操作の手段として提唱され、現代も英米政府の社会支配手段なのでトインビーの様な予言ではないのですが、現在の社会危機は其の結果ではないのかと考えています。

一神教的な思考方法

一方は生物学で一方は経済学や歴史学の違いは有りますが、マルクス主義と進化論には思考方法やその方向に関連性があると思っています。
マルクスがそれまでの経済学や歴史学など社会科学を、経験論的な別々の事物の積み重ねから、科学的に検証する事によって法則性を発見して『科学』として位置づけをする。
この功績は大きい。
しかし、ここからが問題である。
日本人的には、科学は正しく本物で、宗教はその反対と思っているが、事実はそれ程簡単ではない。
宗教と科学は対立するものではなく並立します。
それどころか『正しい科学』が、何時でも『正しい宗教』に変化することが出来る性質を持っている。
この事をみなさんはうっかりしています。
その代表例がソ連の共産主義ですね。あれは多分間違いなく宗教です。或いは宗教モドキ。
その辺の事情は、日本共産党の一部幹部は知っていたようで、早くから自主独立路線を掲げるし、マルクス主義と呼ばずに科学的社会主義と名称まで変更する。
一口にマルクス主義とか共産党と言っても日本共産党と同じではありません。
まあしかし、確かに似ているところも有る。
3年ほど前に共産党幹部がセクハラを理由に辞任した後離党した事件で、党員のブログで批判記事が連載されていたので『身内の恥はみんなの恥』で他所から見ると『創価学会のようで見っとも無い』し『共産党(選挙)の為には逆効果』であると説明しようとしたのですが会話になりません。
党の方針を批判(反対)するものは自動的に反共分子で、敵と認定される始末です。
この人たちは共産党の方針は神聖な教義であり、間違いなどあろう筈がないと信じているんですよ。
だから、反対するものには文字どうり宗教的な情熱を燃やして反撃しようとする。
怖い話です。

科学的に正しいから宗教にならないではなく、正しい科学ほど逆に『宗教的に無条件に信じる人』は多くなるので、宗教化する危険があるわけです。
誰であれ科学的な検証を否定して、他からの批判を軽視(敵視)すると、科学は何時でも宗教になります。
以前のニセ科学批判の批判でも指摘したのですが、『科学』にとって一番大事なのは、正しいか間違っているかの問題ではなく、他からのあらゆる検証(他所からの批判)を認める事が出来るかどうかですね。
検証が正しく行なわれるならば、何れは正しい正誤が明らかになる。
科学とは『間違い』を原動力として進歩していくもので、科学的間違いは単なる『間違い』にすぎず『悪』では有りません。
『科学とは間違いの自己修正過程』であると考えるのが正しく、自己の間違い(批判)を受け付けなくなった時点で科学は『宗教』になってしまう。

当時のソ連は超大国としてヨーロッパの東半分で君臨していたが、生物学的にはイデオロギー優先のルイセンコ学説が猛威をふるっていた。
マルクス主義は科学として出発したはずなのに、科学的な検証を疎かにすると、簡単に自ら決別したはずの宗教(一神教)と同じ過ちに陥ってしまっていた。
最初に共産党の生まれたのが欧州で一神教的な思考方法が骨の髄まで浸透していた。だから宗教と関係ないはずの共産主義までが何となくキリスト教的な道徳や思考方法の残滓が残っている。
非科学的(宗教的)なソ連の崩壊は避けれなかったでしょう。

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。
そうですね、言語はどの言語でも生き物ととして喩えられるように常に変化している物だそうですね。仏陀が言った様に全て変化し続けると言う事なのでしょう。フランス等は英単語の侵入に苛立った保守派が英語をフランス語から排除する条例を出したりしていましたが効果はない様です。どの国でも国語の矮俗化を警告している人々が居ますが、疎の様な人々は国語が過去どの様な形であったか知らない大衆が存在するから彼等の存在意味が在る訳で、大衆に感謝するべきだと思います。
 話は逸れてしまいましたが、バクーニン、クロポツキン等のアナキスト達が非難していた様に、マルクス主義のプロレタリア独裁がボルシェビキ革命後、やはり現実の世界で権威主義社会を創造し結果的に崩壊てしまったことが現在の共産主義者達がマルキシストとかマルクス主義と言う言葉を避ける様になった原因なのでしょうかねえ?
 明治時代には色々な日本製の漢字の単語が作られていた様ですね。当時日本に留学に来ていた中国人が其れを中国に持ち帰り今でも中国語として使われているようですね。
 
 

基本的にはマルクス主義用語ですが、

アメリカだけでなく日本でも今やプロレタリアートは死語のようで共産党の出版物でも殆んど見かけません。
本来敬語だった「お前」や「貴様」が罵倒語になってしまう様に、『日本語』では同じ言葉を使い続けると段々劣化して汚くなり使い辛くなるようです。
それで「労働者」も明治期に新しく創られた言葉なのでそろそろ耐用年数が来ている様ですが経済や社会用語としてはproletariatの訳語としての無産階級は特殊な用途しか使わず普通は『労働者』と表現する。
これはマルクス経済学だけではなく日本の近代経済学諸派でも事情は同じ。
日本のインテリはマルクス主義を、マルクス主義と知らずに使っている例が多いようで面白い。
ですから日本で資本主義以前の時代の『働いている人』の意味で『労働者』を使う例はマル経だけでなく近経の学者でも有りませんし、その他のマスコミや一般市民でも有りません。
しかし現在の日本共産党は『マルクス主義』の名称を止めて『科学的社会主義』と昔の用語を使わず新しい名前に変えています。
理由は『個人の名前を使うのは相応しくない』との理由ですが、これは無理筋ですね。
まあ「ダーウィンの進化論」だけはダーウィン抜きでも単に『進化論』でも通用しますが、色々な科学の法則や定理、原理原則は『アルキメデスの原理』や『メンデルの法則』の様に大概は発見者や考案者の名前をつけている。
本当の理由は私の説『使い続けると汚くなる』からではないでしょうか。
鉄筋コンクリート製の集合住宅を表す日本語として、以前は使われていた『アパート』は今ではまったく無くなり、本来豪邸を意味する『マンション』に全て変えられましたが、この例と同じではないかと思っています。

No title

逝きし世の面影さん、何時もコメントありがとうございます。
 面白いですね!文化によって言葉の使い方も違っているのですね。アメリカではproletariatと言う言葉は現在では特殊な言葉なんですよ。特にマルクス的共産主義は全てではありませんが(私も別にマルクスを否定している訳ではありません。数年前ロンドンの彼の墓参りにも行ってきた位ですから。彼のお墓には今でも花束を御供えする人が後を絶たない様で、やはり彼の思想は大きな影響力を現在でも持ち続けているようです。)バクーニンやクロポツキンの時代から否定されているので保守派の間だけでなく、リベラルの間でもそうかもしれませんが。労働者はどの時代でも労働者と捉えられている様で、文面で理解も出来るので其れほど拘っていない様ですよ。
 黒死病で西欧が特に打撃を受けたのは人口密度や宗教上の理由で(風呂に入らない。当時清潔にするのはイスラムやユダヤ教徒の習慣。キリスト教徒は服を脱ぐ事自体が余り良くない行為と考えられていて蚤との接触を助長した。)や色々だったようですね。ペストが何処からやって来たかは学者の間でも意見がまとまっていないようですが、モンゴルの移動がヨーロッパへペストをもたらしたとか、貿易の結果だとか色々ですね。歴史でthe Little Ice Ageと呼ばれる寒冷化は中世を通して何回もやって来ている様で最後が確か17世紀頃で一番寒冷化が酷かった時期だったのかな?ヨーロッパの美術史を見てもロンドンのテムズ川で市が開かれていたりアイススケートをしていたりする絵画が残されていますよね。中世の暖かい時期にはイギリスでもワインが生産されていて当時フランスが文句を言っていますよね。(何時の時代も貿易摩擦はある様です。)
 人口の増減は又種々の状況が関係しているようですね。ある程度の教育レベルに到達(特に女性が教育されると)すると出産率は低下するそうですね。娯楽の少ない所も出産率が高い(眉唾物)との発表もあり色々見たいですね。
 兎に角、西欧の当時の変化は種々の原因による黒死病での人口減少以降に始まって生活が安定し始めた頃に人口移動により情報の拡散や、食糧事情の改善等もあり西欧は東欧よりも変化が大きかったと言う説明のようです。其れは言語、食生活等の変化や種々の文化の変化でも説明されているようです。(それらの説明が真実かどうかは又別の話で、説と言う物は時代によって変化する物なので)
 現在の人口についてですが、例えば、日本は食糧の60%以上を輸入に頼っているので、この状態は欧米から見ると理解に苦しむ様で人口過剰ではないかと考えられている様です。(江戸時代食料輸入のない時代の人口が適正な人口ではないのかと私は思うのですが)特にヨーロッパは食料の自給はとても重要にしているでしょう。其の西欧もやはり食料の輸入や、森林、ジャングル等のの減少、野生動物種の生息地減少、漁業資源枯渇、化学物質、GMOに頼った不自然な方法で地球環境に悪影響を与えているので“人口は過剰か?”と言う問題は種々の観点からやはり肯定されている様です。

人口減少こそが人口爆発の引き金

日本国内では『労働者』という言葉は産業革命以後のproletariat以外には使わないで、それ以前の職人とかその他の雇い人と明確に使い分けしています。矢張り使わないほうが良いでしょう。


14世紀に起こった人口減少は、黒死病などの疫病が直接の死因かも知れませんが、その時代の疫病の蔓延にはその原因が有ると思っています。
例えば戦前の日本の国民病といえば脚気と結核ですがどちらも栄養不良が原因している。
日露戦争で機関銃で死んだ人よりも脚気で病死した日本兵の数の方が遥かに多い。何れも栄養不良、食事の貧しさが原因している。
今地球温暖化が叫ばれていますが、中世全体は今より温暖で穏やかな気象だった様でそれが14世紀に寒冷化する。
寒冷化による飢饉での栄養不良が疫病の引き金になったのではないでしょうか。?
新大陸のネイティブアメリカンが旧大陸の天然痘に対する免疫が無く大量死したのとは事情が違い旧大陸ではペストは古くからの病です。
大流行したのには何かの原因がある筈です。
戦時中に大量の日本兵がチフスやコレラ、マラリアで病死していますが栄養失調で体力を失っていた為に感染するとひとたまりも無かった。

人口減少は人口爆発の引き金になります。
他の哺乳類は食料の増減は個体数の増減に直結していてマルサスの人口論が当てはまる。
しかし『産めよ増やせよ』が国策だった戦前はそれ程産まなかったのに、皮肉な事に日本人が一番子供を産んだのは敗戦直後の一番食料事情が悪かった時だったんですよ。
一番食べ物が無かった時期に一番日本人は子供を産んでいます。
マルサスの人口論は当たらない。
アジアは出生率が高いが、その中でも一番出産率が高く若年人口が多いのはカンボジアです。
日本の終戦直後の例や、ボルポトの大虐殺を経験したカンボジアの例を見ると、人間は危険に遭遇して、自分の生命の危機を感じた時に子孫を大勢残すようです。
植物でも同じで、年に一度しか花を咲かさない種類でも水不足で葉っぱを全て落とした後には突然狂い咲きして実をつけ子孫を残そうとする。
生命の摂理ですね。
イスラエルは圧倒的な軍事力でパレスチナ人を情け容赦なく殺害するが、多分その影響で、殺される側のパレスチナ人の女性は6人近い子供を生み、対するユダヤ側はその半分にも満たない。
幾等イスラエルが軍事で頑張っても、このままの状態が続けば今世紀中には人口で完全にパレスチナ側が圧倒するのでイスラエルは勝てない。

戦争や疫病で大量死すれば、必然的にその後に人口j爆発が起こります。
もともと人類とは他の類人猿などとは違い超多産の戦略(大量に生んで、大量死に対抗する)で生き延びてきたのです。
人口爆発は物凄いパワーで、社会構造を根底から変える可能性がある。
現在の人口が多すぎるかどうかですが、社会が成熟すると人口が均衡して増減が止まるようです。
現在の日本や欧州が出生率は低いのは過去の歴史から判断すると何時の時代でも成熟した社会ではよくある現象ですね。

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。私の今まで読んだ本ではマルクスのプロレタリアットproletariat 以外はlabour労働力としている物が多い様です。
worker,laborer労働者も在りますがやはりlabourを使っている様です。
 職人徒弟制度も時が経つにつれて私の読んだ物では黒死病での人口の減少が職人徒弟制度にも結果的に影響を及ぼしてるのだそうです。人口の減少も増加も人間の生活に違った形で影響するのでしょう。
 技術の進化と人口の増減を関連させた本は今まで読んだ事がないので又探してみます。
 社会の変化は人口の増減だけが原因ではないので色々な原因が在るのでしょう。
 産婆さんが殺されたので人口が増えたと言う事も在ったと思いますよ。唯、黒死病の後40年位すると社会も安定し黒死病以前と比較して一人当たりのカロリー、栄養も多くなり自然に人口の増加が始まったとする見方が一般的なようですが....................。
 地球全体の人口過剰について言えば、例えばNitrogen fixation ナイトロジンフィキセイション(空気中の窒素を人工的に取り出す方法Haber process,ハーバープロセスと呼ばれるドイツのFritz Haberフィリッツハーバーの発明。)は人工の肥料を安価に大量に製造出来る事を可能にした為その後の世界的人口爆発の一因とされていますが、この変化は地球全体にとっては人工窒素の河川海洋への垂れ流しによる水質汚染や人口過剰による環境破壊で生態系の崩壊につながっていて、やはり私は現在の人口は地球の生産性や健康を害していると思っています。其れと現代の生産手段が石油化学物質に頼っていて、其の毒性が環境破壊の一番の原因のようですが、石油化学薬品に頼らないと現在の人口は支えられないのでは?
 兎に角、歴史は面白いですよね!
gooIDの制限を止める事にしたそうですね。これから有意義なコメントが出来るようでしたらさせて頂きます。

No title

資本主義成立以前の『働く者』をすべて単に『労働者』と呼んだのでは矢張り混乱が生じるでしょう。
全てのものに値段を付け例外なく自由に売り買いしてしまうのが資本主義社会で、『土地』、『労働』、『カネ』も例外ではなくなった。
しかしこの三つだけは自由に売り買いすべきではない。
何故なら自由に値段を付けて売り買いしても良いものは、必要なら幾等でも再生産可能なものだけ、しかし『土地』や『労働』や『カネ』はそうではない、との考え方があるようです。
資本主義以前には『労働者』に(見かけの上では)良く似たものに親方に雇われて給金を貰っている『職人』や『見習い』がいましたが、労働時間を売る『労働者』とは似て非なるものですね。
技術革新で産業革命が起こり機械が導入され、商品を作るのが以前の職人ではなく『工場労働者』になってしまう。
しかし労働者の賃金は、それ以前の職人の給金の何分の一に成ってしまって働く人の暮らしはとんでもないことになる。
今のIT革命の結果、正規の熟練労働者を整理して未熟練の派遣労働に置き換えた為に生活水準が大幅に低下したのと良く似ています。

社会変化は科学の進歩とか技術革新によって起こって要る様で、その遠因は人工減少ではなく人口増大のようです。
西ヨーロッパの人口増大は魔女狩りによって産婆が消滅、産児制限が出来なくなって人口爆発が起こり食えなくなった「ユース・バルジ」が海外に進出した結果との説も有る。(因みに魔女狩りは西欧だけの忌まわしい現象で、同じキリスト教圏でも東欧では無かった)

人類を単なる大型哺乳類の看做せば、との様に計算しても地球全体で二億人以上の生息は不可能と考えている動物学者もいる。
しかし他の動物地違い『人』は単なる消費者では無く生産者でもあり、しかも必ず消費するより多くを作り出す。
だからマルサスの人口論の不吉な予言は外れてしまった。
ただ、今は人類の持っている生産力が大きくなりすぎているのでしょうね。



gooID表記を導入してからはゴミコメントは無くなったのですが・・・・・・アクセス数は増えても肝心のコメント数が激減。
『気軽に出来ないので』との意見は考えさせられます。とりあえず新規の記事からはgooIDの制限を止めることにしました。
当方のブログの方に、ご意見ご感想、忠告何でも結構ですからコメントを御願い致します。
自分では他では聞けないなかなか独創的な意見を述べていると思うのですが、『他の人はどの様に考えているのか』、自分以外のみんなの意見がサッパリ分らなくて困っているんですよ。

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。私の言っている“労働者”はプロレタリアットと言う意味ではなく単に労働者と言う意味で使っています。
 黒死病で所によっては人口の70~80%が減少し、農奴、召使、種々の職人達はより多く賃金の貰える地域に移住したり、一揆を起こしたり出西ヨーロッパは社会変革が起こり後の19世紀に名付けられた“ルネッサンス”や“資本主義”の発生を促す原因になったとの説があります。賃金の上昇を抑える為に封建諸侯は賃金条例等を発令したそうですが実質的に労働人口が減少したので余り効果的ではなかったそうです。西ヨーロッパでは農奴の減少に伴い使用されない農地を放牧地に使用し始め酪農製品、食肉の消費が高まる結果になり現在のヨーロッパの食生活の始まりにもなっているそうです。
 言語でも当時イギリスでは急激な母音の発音変化が起こっていて此れも急激な人口減少に伴う人口移動が原因だろうとの事です。
 東欧では元々人口の集中が比較的強くなく黒死病の被害が少なく、其の事が原因で西欧の様な社会変革が無く、現在まで続いている政治制度、文化的な違いの原因なのではないかとの歴史的な解釈もあります。
Malthusianismマルサージアニズムは余り本気で読んだ事がないので何とも言えませんが人口と自然のバランスは完全に崩れていて人類が社会的、地球環境的に平和に生活できる人口は現在の人口より随分少ないのではないかと思っています。
 処で、逝きし世の面影さんのブログも読まさせていただいています。コメントは未だしていませんが(逝きし世の面影さんのブログにはコメントする為にはIDとか色々あって気軽に出来ないので...............................)非常に興味深いブログですね。今後も宜しく御願いします。
 又黒死病の西欧社会への影響について何か新しい情報在りましたら宜しく御願いします。

マルサスの人口論

産業革命以後にしか労働者はいないので其れ以前の『黒死病で人口が激減した時』と時代が合わないと思います。
『労働人口過剰は賃金の低下の原因』もその様に主張する人たちは確かに存在しますが、正確な指摘では有りません。
労働者の賃金を含む『全ての商品の価値』は、需要と供給による市場原理によって決まるとする考え方ですね。
しかしこの考え方は経済の極狭い範囲にしか適応できません。

何故なら、経済の基本は持続する循環に有り、需要と供給の歯車が噛み合ってこそ成り立ちます。
全ての商品は、基本的には、その商品(労働者の賃金を含む)の再生産の為の費用を下回っては継続して安定供給できません。
ですから現在の日本の新自由主義経済改革で起こっている派遣労働のような再生産の費用を下回る(最低限賃金を下回る)低賃金は、持続する経済法則とは言えず邪道中の邪道。

マルサスの人口論は基本的に間違っていた事は共通認識だと思うのですが、今また新しい『人口論』が唱えられているようです。
グナル・ハインゾーンの(4人の子供のうち、2人までは親元で同じ様に生活できるが後の2人は移民とか革命とか犯罪とか戦争とかに走るとする)(15歳から29歳までを戦闘能力を有する「軍備人口」)(突出する「ユース・バルジ」)『自爆する若者たち』は一考に価する。
マルサスの人口論にしてもグナル・ハインゾーンの『自爆する若者たち』にしても実に不愉快でおぞましい。
しかし真理の一端を突いているのは事実ですね。だから尚更恐ろしい。

No title

逝きし世の面影さん、コメントありがとうございます。種の起源On the Origin of Species は1859年に出版されていますから、この“人間の進化”は随分後になって発表された物で、ダーウィンも彼の“進化論”を改良したのだと思います。彼自身もキリスト教徒でしたが神への祈りにも拘らず妻が病死したり娘を失ったりし教会へ行くのは後年止めたそうです。精神的、哲学的にも成長があったのでしょう。
  逝きし世の面影 さんのコメントにある人類と類人猿の比較は知りませんでした。やはり相互扶助は繁栄の鍵のようですね。
 ただ人類の今まで人類繁栄の鍵だった子沢山が今人口過剰となって地球全体を脅かしているようですね。私は少子化は問題どころか返って良い方向だと思っているのです。ヨーロッパの歴史を見ると黒死病で人口が激減した時、労働者が富裕支配層と賃金の交渉が有利に出来る様になり中産階級発生の原因となり、社会的にも人権等社会的平等等の思想が発展し始める切欠を作ったのだそうです。労働人口過剰は賃金の低下の原因ですから単純に考えても少子化は良いと思うのですが.....................................。

ダーウィニズム

ダーウィンの進化論の中の『一番環境に適応したものが生き残る』という適者生存、自然淘汰の理論が、社会ダーウィニズムのいう単純な弱肉強食では無く『相互に助け合い、保護し合う種が方が有利』との話は納得いく話ですね。
人類では双子は育つが、類人猿では最も人に近いボノボでも無理だそうです。
理由は母親が自分と子供を含めて二人分の食料は集められても3人分の確保には無理があり結果的に双子が育てられない。
対して人類では食事はみんなが集まって分け合って食べるので双子でも育つそうです。
チンパンジーやゴリラなどの類人猿と比べてみると、人類は極めて弱い「種」であったようで、妊娠期間もきわめて短くしかも授乳期間中も妊娠可能で年子も可能なのは人類だけ。
他の類人猿では次の妊娠には4~5年の間隔が必要でしかも原則双子は無い。
今の少子化からは考えられないですが、人類は弱い種に特徴的な超多産だったわけで、この事から『弱いもの同士が食べ物を分け合って助け合って、辛うじて生き残ってきたのが人類の先祖の姿』だったのではないでしょうか。
『全ての生き物を支配する人類』などの一神教的な考え方は極最近生まれた考え方のようです。

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Nemoさん、アメリカは月曜日がPresidents Dayプレジデンツスデイで祝日なのです。と言う事で得意の“寝連休”を楽しんでいます。ワインは最近飲み過ぎだったので控えています。
23℃ですか!ロスも2週間程前26℃以上になっていて冷房を使う人が多かったですよ。この辺で26℃ですからロス近辺の内陸部は30℃にはなっていたのではと思っています。
 ダーウィンの進化論は有名ですが普通はそれ以外余り話題にされませんよね。そして、進化論が其の後政治的に保守勢力に利用され“裕福な人は彼等は頭が良く自然淘汰を生き延びて社会の支配層に立つ権利があると”とのコジツケに進化論が利用されているのです。其れが"Survival of the fittest"なのです。日本でもこんな人いますよね。
 然し、戦前は自由平等を語るだけで幸徳秋水の様に処刑されたのですから信じられませんよね!でも日本は本当に変わったのかな?
 

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和久希世さん、そうですね。日本だけでなく80年代はアジアとヨーロッパでは経済発展が続きバブル崩壊と言われた時期までお祭り騒ぎみたいでしたね。
 面白い事は当時日本企業の経営方法がアメリカで企業経営の手本とされて真似されていたのです。私は日本が残酷で差別的、近視眼的なアメリカ型企業経営方法を真似るとは夢にも思っていませんでした。
 でもアメリカが原因の世界金融危機は今回で2回目でしょう!日本人にとっては政治を真剣に捉える良い機会だと思います。ただ、日本人が本当に本当に民主的な社会を創りたいか如何か問題ですね。真実を語る人は常に非日常的で、無駄な社会批判をしている様に受け取られる恐れがあります。特に日本はコンフォーミティーConformity----(他人の行動を真似る行為。社会的“普通”に縛られて本当の自由意思に基づいた行動をしない)---の強い社会ですから難しいかもしれません。第二次大戦も含めて日本人は何回も辛い思いをして来たので今回は真面目に政治について日本人一人一人が責任を取る機会だと思います。それ以外に民主主義は機能しないのですから。

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ejnewsさん、こんにちは!
どんなヴァレンタインデーを過ごしていらっしゃいますか?
ワインは進んでいますか?
こちらは南風が吹いて23度まで上がりました。
息子などは扇風機を出していました。

ダーウィンがsympathyの大切さをそのように述べていたとは知りませんでした。
素晴らしい論文ですね。
独善的な国家は滅びていくわけです。
また、一つ勉強させていただきました。

失礼しました

もしかして皮肉で仰ってるのかな?とも思ったのですが、
20年前の幻影が残っておられるのかも知れないとも思い、
理想的な日本の幻影をまだ持っておられることにして、コメントさせていただきました。
これから又、良かったころの日本に戻れると良いのですが・・・・・

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和久希世さん、ロスも暑くなったり寒くなったり目まぐるしく気候が変わっています。今週末は雨が降ってます。
 処で、私の“日本の自慢”は文面をもう少し良く読んで戴けると分かると思いますが“皮肉”でした。もう少しハッキリした皮肉にすれば良かったかな?
 アメリカでもクリントンのアジア訪問がニュースになっています。ニュースによると『如何してアジアなんだろう?』とか言うバカバカしいニュースもありました。このニュースはNPRと言う日本ではNHKにあたるラジオのニュースでした。
ヨーロッパに先ず最初に行くなら『如何してヨーロッパなのだろう?』と言うニュースにはならないと言う事で、やはり彼等は“世界は欧米を中心に動いている。”と考えていると言う事を示しているニュースでした。

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今早朝関西にも、春一番が吹き荒れまししたが、
今日午後3時現在の温度は、16.5℃も有るんですよ。
本来なら1年で1番寒いはずの時ですのに・・・
来週クリントンさんが見えるそうですが、その為でもないでしょうが、
来週は又寒さがぶり返すそうです。

同胞と助け合う、差別の無い社会が、今の日本のようですか?
そうでもないと思っている人が今急速に増えているようですよ。
でも今でも戦前の格差から比べたら、平等と言えるのかもしれませんが・・・・
クリントン婦人が何を要求しに来られるか、今日本は戦々恐々のようです。

日本が1億総中流を謳歌していた時代、
計らずも、日本人は最も望ましい社会制度をアメリカから押し付けられていたのですね。
押し付けられたものだったから、アメリカが取り上げに来たら、
小泉純一郎という代理人に薦められるまま、又々いとも簡単に、手放してしまったのでした。

でもまだ、間に合うかもしれないから、何とか今度は日本人の意志で、
格差が少なく、セーフティーネットの整っていたあの時代に戻すよう、
政治を動かして行けたらという思いです。

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