スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

進化論とアナキズム。

Descent of Man [ 1871 ]  人類の進化
Charles Darwin [ 1809 - 1882 ] 
チャールズ ダーウィン


2月12日はダーウィンの200回目の誕生日でした。(Lincoln's Birthday is
also February 12, 1809 )チャールズダーウィンと言うと"Survival of the
fittest" “一番環境に適応したものが生き残る”と言う言葉を思い起こしますが、彼の“Descent of Man”と言う著作に下記の様な部分があります。


………………………..and sympathy is much strengthened by habit. In however complex a manner this feeling may have originated, as it
is one of high importance to all those animals which aid and defend one another, it will have been increased through natural selection; for those communities, which included the greatest number of the most sympathetic members, would flourish best, and rear the
greatest number of offspring.

『…………………………..そして思いやり(同情)は習慣によってより強化される。どの様に複雑な形でこの感情が発生したとしても、相互に助け合いそして保護し合う全ての動物に取って其れは一つの非常に重要な事として自然淘汰によって強化されて来た。最も思いやりの強いメンバーを最も多く含んでいる、疎の様な集団は最も繁栄し、最も多くの子孫を育成する。』


……………………と!つまり彼は“環境に適応し生き残るには集団内で優しい思いやりを持つメンバーが多ければ多いほど其の集団は繁栄する。”と言っているのです。優しさ、思いやり、同胞と助け合う事、つまり平等で、差別の無い、階級の無い社会が繁栄すると言っているのです!!!!!!
------------まるで今の日本の事を言っているみたいですねえ!日本には派遣制度とか言う労働者に2つの階級を作り差別することもないし。失業保険はフランスや北欧諸国の様に完備しているし、国家の機能を民営化とか言って資本家に安売りなんかしないし、低所得の人々には政府が“思いやりのある”政策を採用するし!---------日本の自慢はこの辺で止めておいて------------皮肉です。
 ダーウィンの"Survival of the fittest"“(サヴァイヴァル オブ ザ フィッテスト)と言う有名な言葉は後にHerbert Spencerハーヴァートスペンサーと言う英国の哲学者が社会学に取り入れSocial Darwinismソシアル ダーウィニズム(ダーウィンの進化論を生物学以外に適用し、単純に強い者が生き残ると言う様な思想に変更)を作り出す原因となり、後のEugenicsユージニックス(優生学:ヒットラーのナチ政権がこれを理由に身体障害者、知能障害者、異民族を殺害した。)等へと向かうことになるのですが、ダーウィン自身はnatural selection.(自然に適応したものが生き残る。自然が選ぶ。)と併用していて現在ではこのナチュラルセレクションで統一されているようです。一般のアメリカ人の間ではこのSurvival of the fittest が未だに間違った意味で頻繁に使用されています。(この様な言葉の誤用をしている人は保守的な妄想に取り付かれている人々で、アメリカでは共和党員と呼ばれています。)

 思いやり、相互扶助、自由平等、等が思想の中心のアナキズムの思想家たちの中でも重要な一人で、プリンスと呼ばれたPeter Kropotkinピーター クロポツキン(ピョートル クロポトキン)はMutual Aid: A Factor of Evolution相互扶助論:進化の条件。と言う本で『ダーウィンは遅蒔きながらではあるが思いやりの大切さを説明した』と言う様な事を述べています。彼は軍人時代に満州やシベリアの測量探検等で自然に親しんでいて『西洋の学者はロシア人の様に自然に親しんでいないから"Survival of the fittest"の様な事を言い出すのだ。若し本当に自然を知っているのなら動物のグループ内で自然淘汰と同様に相互扶助が重要だと言う事を知っていた筈だ!』と批判しています。クロポツキンは皇帝の血筋を引く家系に生まれたので“プリンス”と呼ばれていますが平等な社会を作る活動の為一生を捧げた思想家です。彼のMutual Aid: A Factor of Evolution相互扶助論:進化の条件。等は現在資本主義が行き詰まりを見せている中もう一度読み返す価値のある本だと思います。
 現代のアナキストとして最も有名な人はアメリカのノームチョムスキーだと思いますが、William Godwinウィリアムゴッドウィンから始まりプルードン、バクーニン、クロポツキン、マラテッサそしてチョムスキーまでのアナキズムについては又別の機会にお話します。
処で、日本の戦前ではクロポツキン等に影響された幸徳秋水等の日本人は帝國政府によって処刑、投獄、虐殺されていますから気をつけて下さい。


にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ にほんブログ村 英語ブログ 時事英語へ にほんブログ村 英語ブログへ にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。